小久保製氷冷蔵の真実!ロックアイス人気の理由と年収・業績の全貌

小久保製氷冷蔵の真実!ロックアイス人気の理由と年収・業績の全貌の主要なニュースを専門的かつ分かりやすくまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

かつて日本の家庭では、「氷は冷蔵庫の製氷皿で作るもの」というのが揺るぎない常識でした。その固定観念を根底から覆したのが、1973年に発売された「コクボのロックアイス」です。発売当初、社内外からは「タダで手に入る水にお金を払う消費者がいるはずがない」という強い懐疑論が渦巻いていました。しかし、創業者一族を中心とする開発陣は、ウイスキーの水割り文化の浸透やレジャー需要の高まりを見越し、砕氷をチャック付きポリ袋に詰めて販売するという当時としては画期的な流通テストを敢行しました。

小久保製氷冷蔵のロックアイスが半世紀以上にわたり支持され続ける最大の理由は、家庭用冷凍庫では絶対に再現できない「氷の純度と硬さ」にあります。一般的な家庭用冷蔵庫の製氷機能では、水が急速に外側から冷やされるため、内部に気泡やミネラル成分が閉じ込められ、白く濁った脆い氷になりがちです。対して小久保製氷冷蔵では、水質検査を徹底した良質な原水を約マイナス10度前後の水槽で撹拌しながら、48時間以上かけてじっくりと凍らせる「緩慢凍結法」を採用しています。

この工程を経ることで、不純物や溶存空気が完全に排除され、限りなく純水に近い純度99.9%以上の硬質な結晶氷が生まれます。氷の結晶同士が密に結合しているため、融解速度が極めて遅く、ウイスキーやアイスコーヒーに投入しても飲み物の味を薄めません。さらに、コンビニエンスストア各社のドリップコーヒー用氷カップの供給元として圧倒的なシェアを獲得したことが、ブランド価値を決定的なものにしました。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest