ほくろ除去は保険適用できる?費用と皮膚科・形成外科の差を徹底解説

ほくろ除去は保険適用できる?費用と皮膚科・形成外科の差を徹底解説についての真相を徹底解説します。

ほくろ(医学用語では「色素性母斑」または「母斑細胞母斑」)の除去において、健康保険が適用されるかどうかを分ける基準は、極めて明確です。根底にあるのは、健康保険制度が「病気やケガの治療」を対象とした公的給付であり、「容姿の美化や審美的な改善」を目的とした診療は給付対象外(自由診療)になるという原則です。

診察室で「見た目が気になるから取ってください」と伝えた場合、医師は原則として保険診療として処理することができません。保険適用が認められるのは、次のいずれかの医学的要件を満たす場合に限られます。

第一に、日常生活における物理的な機能障害が生じているケースです。「洗顔時や衣服の脱ぎ着の際に爪が引っかかる」「髭剃りの刃が当たって日常的に出血を繰り返す」「下着や眼鏡のフレーム、襟元に擦れて慢性的な痛みや炎症を起こしている」「まぶたにあって視野を遮っている」といった具体的な実害がある場合、生活上の障害を除去するための「医療目的の処置」として保険が適用されます。

第二に、悪性黒色腫(メラノーマ)や基底細胞がんなどの悪性腫瘍が疑われるケースです。色や形が不規則に変化している、短期間で急激に増大している、出血が止まらないといった症状がある場合、病変を完全に切除して確定診断をつける必要があるため、保険診療での切除手術および病理組織検査が必須となります。

顔のほくろ保険適用の判断基準についても基本原則は同様です。顔にあるからといって自動的に自費診療になるわけではありません。男性のヒゲ剃りラインにあって連日傷つけてしまう場合や、眼鏡のパッドに圧迫されて皮膚潰瘍を起こしかけている場合などは、顔面であっても機能障害として保険適用で治療が行われます。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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