平泳ぎ激変!「カエル の 足 打ち」が解き明かす北島康介の推進力
今注目を集めている 平泳ぎ激変!「カエル の 足 打ち」が解き明かす北島康介の推進力について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
なぜ従来の直線的なキックよりも、カエルの足のように弧を描く動きの方が速いのか。その疑問に対し、スポーツ科学の最新研究が明確な解を与えている。世界水泳連盟(World Aquatics)の技術委員会が発表した最新データによれば、人間の下肢が水中で生み出す推進力は、直線的な押し出しよりも流体力学的な「揚力」を利用した旋回運動の方が約18%高いという。
従来のキックは水を押すだけの「抗力」に依存しがちで、蹴り終わった後に大きなブレーキ作用が働いていた。一方、足を外側から内側へと包み込むように引き寄せるカエル型の足打ちでは、足の甲とふくらいはぎの裏側に渦流が発生する。この渦が前方向への強い引き込み効果を生み出し、水の中を滑るような独特の推進性能を実現するのだ。