ラジオ聴取率のピーク時間帯はいつ?深夜の熱狂と朝昼のリアル推移を徹底解剖

ラジオ聴取率のピーク時間帯はいつ?深夜の熱狂と朝昼のリアル推移を徹底解剖についての疑問解決ガイドをご紹介します。

「深夜ラジオの人気とは裏腹に、驚きの調査結果が明らかに!」という巷の噂は、メディア関係者の間では揺るぎない事実として共有されています。結論から言えば、ラジオの聴取率(全局個人聴取率)が最も高い数値を叩き出すのは、朝7時台から8時台の通勤・通学時間帯、そして午前10時から正午前後の昼帯です。

ビデオリサーチが定期的に実施している首都圏ラジオ調査の経年推移を確認すると、朝の通勤ラッシュに差し掛かる午前7時30分から8時30分にかけて、全体の個人聴取率は4.5%〜6.0%前後まで跳ね上がります。さらに午前10時を過ぎても数値は大きく落ち込まず、正午にかけて3%台後半から5%近い高水準を維持し続けるのです。

これに対し、X(旧Twitter)などで毎週数万件のポストが飛び交う深夜25時(午前1時)から27時(午前3時)の時間帯は、全局合わせても聴取率が0.5%〜1.5%程度にとどまります。熱烈なファンコミュニティが形成されているため「日本中が聴いている」ような錯覚を覚えますが、純粋に「その瞬間に電波やネットを通じて耳を傾けている人の絶対数」で見れば、朝と昼が深夜を圧倒しているのが現実です。

このギャップが生じる最大の要因は、人間の生活行動サイクルにあります。朝は出勤準備や移動、車載スピーカーからの接触が集中し、昼は職場や店舗のBGM、家事の合間の「ながら聴き」が安定して発生します。ラジオというメディアの本質は、可処分時間を奪い合う映像コンテンツとは異なり、「生活の隙間に寄り添うインフラ」である点が、この時間帯別カーブに如実に表れています。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest