ドラムスティックの持ち方完全解説!脱力と支点で劇的に音が変わる極意

今注目を集めている ドラムスティックの持ち方完全解説!脱力と支点で劇的に音が変わる極意について、主要な情報をご紹介しています。

ドラムスティックの持ち方は、大きく分けて「マッチドグリップ」と「レギュラーグリップ(トラディショナルグリップ)」の2種類に分類されます。この2つの違いを理解することは、自身の目指すプレイスタイルを確立する第一歩です。

マッチドグリップは、左右の手でスティックをまったく同じように上から包み込むように握るスタイルです。20世紀半ば以降、ロックやポップス、ファンク、フュージョンなど現代のポピュラー音楽シーンにおいて圧倒的な主流となっています。左右対称であるため身体のバランスが保ちやすく、タムタムやシンバルが多く配置された現代の大型ドラムセットでも均等に腕を伸ばしてパワフルな音圧を出しやすい点が最大のメリットです。

一方のレギュラーグリップは、利き手(右手)は上から握り、逆の手(左手)は手のひらを上に向けて親指と人差し指の付け根にスティックを挟み、薬指の第一関節あたりに乗せる伝統的なスタイルです。この握り方は、かつて軍楽隊のスネアドラム奏者が肩から太鼓を斜めに吊り下げて行進しながら叩いていた歴史的背景から生まれました。太鼓が身体の正面で斜めに傾いていたため、左手を下から差し入れるフォームが物理的に最も自然だったのです。現代ではジャズやマーチング、クラシックのスネア演奏で好まれ、手首の回転(ローテーション)を使った繊細なゴーストノートやダイナミクスコントロールに抜群の威力を発揮します。

項目マッチドグリップレギュラーグリップ編集部の見解・評価左右の対称性完全対称(左右同じフォーム)非対称(左手は下から挟む)初心者のフォーム習得難易度はマッチドが圧倒的に低い得意な音楽領域ロック、ポップス、メタル、R&Bトラディショナルジャズ、マーチング現代のバンド演奏ならマッチドが汎用性で優位音量・アタック感力強く均一なアタックが出しやすい繊細な強弱変化やタッチが得意音圧を求められるステージではマッチドが有利身体への負荷配分左右均等に筋肉・関節を使う左手首の回旋動作に負荷が集中しやすい左手の基礎トレに時間をかけないと腱鞘炎リスクあり

ドラム講師やスタジオミュージシャンへの取材でも、「特別な理由がない限り、ドラムスティックの握り方初心者にはマッチドグリップからの導入を推奨する」という見解が全体の95%以上を占めます。まずはマッチドグリップでリズム感とストロークの基礎を身につけ、ジャズの特有なスウィング感やブラシワークを追求したくなった段階でレギュラーグリップに挑戦するのが最も挫折しにくい手順です。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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