切れ毛がひどい本当の原因、プロが明かす即効改善ケア術
切れ毛がひどい本当の原因、プロが明かす即効改善ケア術を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。
髪の毛の約85%は「ケラチン」と呼ばれる強固なタンパク質で構成されています。健康な毛髪は、中心部のコルテックス(毛頭質)が密に詰まり、外側をウロコ状のキューティクルが数層にわたって隙間なく覆うことで、引っ張る力に対して1本あたり約100〜150グラムの加重に耐えうる強度を誇ります。
しかし、過度なケミカル施術や物理的ストレスに晒された髪では、キューティクル同士を接着している脂質成分「CMC(細胞間脂質)」が真っ先に溶出します。保護膜を失ったコルテックス内部からは水分やタンパク質が漏れ出し、内部がまるでストローのようにスカスカの空洞状態(ポーラスヘア)へ変化。わずかなブラッシングの力や服との摩擦にすら耐えられず、途中でプツンと裂けてしまうのです。
日本毛髪科学協会の学術データやサロンの毛髪診断現場でも、切れ毛の主たる原因はキューティクル剥離とシステイン結合(シスチン結合)の破壊にあると実証されています。毛先が二股・三股に裂ける「枝毛」がさらに進行し、縦方向だけでなく横方向への亀裂が進んだ最終段階こそが、現在の「ひどい切れ毛」の正体です。