ミュージック・アワー主題歌の真相|ポカリCm秘話と名曲の軌跡
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音楽ファンの間で今なお語り継がれているのが、『ミュージック・アワー』誕生にまつわる劇的な楽曲差し替えのエピソードです。当時の音楽関係者の証言やバンドの回顧録によると、当初ポカリスエットのタイアップソングとして用意されていたのは、後に4thシングルとしてミリオンセラーを記録する名曲『サウダージ』でした。
『サウダージ』が完成しプレゼンテーションが行われた際、哀愁漂うラテン調のメロディと切ない情念を描いた世界観に対して、「楽曲のクオリティは極めて高いが、真夏のポカリスエットが持つカラッとした爽快感や弾ける躍動感とは方向性が異なるのではないか」という意見が浮上しました。
このフィードバックを受け、プロデューサーのak.homma(本間昭光)とギタリストの新藤晴一(ハルイチ)を中心とする制作陣は、短期間で完全に方向性を切り替えた新たなサマーチューンの制作に着手。そこで生み出されたのが、底抜けに明るいアップテンポのポップロック『ミュージック・アワー』でした。結果として、7月に『ミュージック・アワー』、9月に『サウダージ』を連続リリースするという、J-POP史に残る伝説的なヒット街道を切り拓くこととなったのです。