角打ちとは?立ち飲みとの違いや大人の流儀を徹底解剖

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伝統的な北九州スタイルが受け継がれる一方で、東京をはじめとする首都圏では、現代のライフスタイルに合わせた「ネオ角打ち」「クラフト角打ち」が確固たるトレンドを築いています。下町のレトロな名店から、洗練された都市型店舗まで、多彩な広がりを見せています。

昭和の面影を色濃く残す東京名店としては、北区赤羽の「三松酒販」や台東区根岸の「鍵屋(居酒屋発祥ともされる歴史的名所)」、大田区蒲田の「信濃屋」などが挙げられます。午後早い時間から店を開け、地元住民が競馬新聞を片手に缶チューハイを傾ける光景は、まさに昼飲みせんべろの原風景です。ワンコイン(500円)から千円札1枚あれば、酒2杯につまみを合わせて十二分に心地よい酩酊感を味わうことができます。

一方で、銀座・日本橋や清澄白河、渋谷周辺では、全国の銘酒を1杯300円〜500円程度で少量テイスティングできる地酒専門店や、自社輸入のクラフトビール缶を店内でそのまま開栓できるボトルショップ型角打ちが急増しています。おつまみも従来の乾き物だけでなく、無添加チーズやシャルキュトリー(加工肉)を取り揃え、女性のおひとり様でも気兼ねなく立ち寄れるサードプレイスとして定着しました。伝統の安価な日常酒場と、知的好奇心を満たすテイスティングスペースという両輪で、角打ちカルチャーは2026年現在もなお進化を続けています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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