創価大を箱根強豪に変えた名将・榎木和貴監督の経歴と独自の指導法

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駅伝関係者の間で「奇跡」とも評されたのが、榎木和貴監督率いる創価大学の急成長です。就任前年の創価大学は箱根駅伝予選会で敗退し、本戦出場すら逃していました。就任から1年にも満たない2020年の第96回大会で総合9位に入り大学史上初のシード権を手にすると、翌2021年の第97回大会では10区の終盤まで首位を独走する快走劇で往路優勝・総合準優勝という快挙を達成しました。

短期間でチームを劇的に変貌させた要因は、榎木監督が持ち込んだ「徹底した対話」と「目標設定の可視化」にあります。報道各社のロングインタビューやチーム密着取材の記録によると、榎木監督は就任直後、選手一人ひとりと膝を突き合わせる面談を重ね、「なぜ走るのか」「どのレースでどんな記録を出したいのか」を徹底的に言語化させました。従来の強豪校にありがちだった「監督の指示通りに動く兵隊」ではなく、「自らの頭でレース展開を組み立てる自律型アスリート」への意識改革を断行したのです。

さらに、実業団仕込みのピーキング管理を導入した点も見逃せません。箱根駅伝当日に各選手の走力とメンタルを100%に持っていくため、血液検査データや走行距離、睡眠の質を客観的に管理。故障リスクを極限まで低減させる精密なトレーニング計画を構築しました。かつて「一発屋」と揶揄されることもあった新興校を、毎年確実にシード権を獲得する強豪へと引き上げた背景には、選手の内発的動機付けを引き出す榎木和貴の指導法が存在しています。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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