イオンと岡田家の真相|政治家克也氏との血脈と一族が誇る影響力

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岡田卓也氏から経営のバトンを受け取った長男・岡田元也氏は、早稲田大学商学部を卒業後、アメリカのバブソン・カレッジ大学院でMBAを取得。1979年にジャスコへ入社し、現場の店長や本部勤務を積み重ねた後、1997年に45歳の若さで代表取締役社長に就任しました。

元也氏の社長就任時、流通業界はバブル崩壊後のデフレとメガ再編の渦中にありました。その中で見せた辣腕は、業界関係者からも極めて高く評価されています。経営破綻したマイカル(サティ・ビブレ)の買収と電撃的な再生、ダイエーの傘下入り、ドラッグストア連合(ウエルシアホールディングス)の構築など、大胆不敵なM&Aを次々と断行。グループを営業収益10兆円超のメガカンパニーへと押し上げました。

リーダー / 歴代ポジション詳細・実績・保有資本一般的な基準・相場編集部の見解・評価岡田 卓也
(実質創業者・名誉会長)岡田屋・フタギ・シロの提携を牽引。郊外型SCの先駆けを全国展開し、ジャスコを確立。地方スーパーの地域連合から全国チェーンへの拡大。「狸や狐が出る場所に店を出せ」の信念で日本のモータリゼーションを制圧した稀代の名将。岡田 元也
(元社長・現取締役兼代表執行役会長)マイカル買収、ツルハ・ウエルシア再編、金融・デベロッパー事業拡大、プライベートブランド(トップバリュ)革新。国内競合(セブン&アイHD等)との熾烈なシェア争い。GMS単体の営業利益率低迷という長年の課題を抱えつつも、多角化でグループ10兆円を達成した中興の祖。吉田 昭夫
(現・代表執行役社長)イオンモール社長を経て2020年にグループ社長就任。非創業家によるオペレーション実行部隊トップ。オーナー系企業における「脱同族」移行期のプロ経営者。現場主義とデジタル・物流インフラ刷新を主導。岡田会長の大所高所からの視線と二人三脚の安定統治。

社内における岡田元也氏の評判は、「論理的で冷徹なまでの計数管理を行う戦略家」という評価で一致しています。感情論を廃し、現場の甘えを許さない姿勢は時に反発を生みましたが、総合スーパー(GMS)専業のままでは百貨店同様に淘汰されていたはずの事業を、ショッピングセンター開発(イオンモール)と金融事業(イオンフィナンシャルサービス)という収益の柱へ多角化させた功績は揺るぎません。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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