Whereの読み方はウェア?ホウェアとの違いや発音の落とし穴

Whereの読み方はウェア?ホウェアとの違いや発音の落とし穴について押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

なぜ日本において「ホウェア」という表記が長らく定着していたのだろうか。その源流をたどると、近代英語教育の黎明期に導入された規範主義的な音声記述に行き当たる。

20世紀初頭、国際音声学会(International Phonetic Association)の設立に関わり、近代音声学の父と称されたダニエル・ジョーンズ(Daniel Jones)は、英語の標準発音(Received Pronunciation)の体系化に尽力した。ケンブリッジ大学出版局(Cambridge University Press)から刊行された彼の発音辞書は、世界中の英語指導に決定的な影響を与えた。

ジョーンズの時代にはまだ「hw」の音に格調高さを見出す規範意識が存在し、それが明治期以降の日本の英和辞典や指導要領にそのまま輸入された。その結果、「wh=ホワ」という固定観念がカタカナ表記として定着。しかし、実際の生きた言語は規則よりも簡略化と効率性を好む。辞書が認める発音の幅と、ストリートで話されるリアリティのギャップが、学習者の混乱を生んできた。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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