サンタマリア号沈没の真相と残骸発見の謎|コロンブス旗艦の最後
サンタマリア号沈没の真相と残骸発見の謎|コロンブス旗艦の最後に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。
Q1:サンタマリア号は嵐に巻き込まれて沈没したのですか?
A1:いいえ、嵐ではありません。1492年12月25日未明の海は無風で極めて穏やかでした。船長コロンブスをはじめ船員たちが就寝し、持ち場を放棄した操舵手が舵棒を見習いの少年に任せたことでサンゴ礁に座礁したという、純粋な人為的ミス(ヒューマンエラー)が原因です。
Q2:座礁したサンタマリア号の船体は今でも海底に残っているのですか?
A2:現在、原形をとどめた船体は残っていません。座礁直後に木材や資材の大部分が解体され「ナビダード砦」の建築用材として陸揚げされた上、残された木材も温暖な海に生息する海洋生物(フナクイムシ等)に侵食され分解したと考えられています。2014年の残骸発見報道もユネスコの科学調査で後世の船と判明し、否定されています。
Q3:大阪の観光船「サンタマリア」は当時の実物と同じ大きさですか?
A3:実物と同じではなく、当時の約2倍のスケールで建造されています。15世紀当時のサンタマリア号は全長約22〜25m、約100〜150トン程度でしたが、大阪港の観光船は全長49.9m、総トン数566トンあり、現代の乗船客がゆったりと安全にクルーズを楽しめるよう大型化されています。