消滅の危機から奇跡の復活!新潟の伝統「鯛車」が今再び愛される理由
話題沸騰中の 消滅の危機から奇跡の復活!新潟の伝統「鯛車」が今再び愛される理由について、主要な情報をご紹介しています。
鯛車の発祥は、現在の新潟市西蒲区巻(旧巻町)とされています。歴史は江戸時代末期の弘化年間(1844〜1848年)まで遡り、巻神社周辺の職人たちが作り始めたのが起源と伝えられています。
当時のお盆(旧暦7月)には、子どもたちが鯛車の中にろうそくを灯し、夕暮れ時から夜にかけて町内を引いて歩くのが夏の風物詩でした。お盆の墓参りの行き帰りに先祖の霊を導く提灯の役割を果たしたほか、子どもたちの夕涼みの遊び道具としても親しまれていたのです。竹ヒゴで組まれた骨組みに和紙を貼り、鮮やかな朱色や黒、金で描かれたユーモラスな表情は、暗闇の中でぼんやりと赤く光り、幻想的な光景を作り出していました。
明治から大正、昭和初期にかけては、夏の巻町を歩けば誰もが鯛車を引いているほど生活に根付いた文化であり、新潟を代表する夏の風情ある郷土玩具として広く愛されていました。