茶碗蒸しの歌の真相とは?実は茶碗の虫!歌詞の標準語訳と由来を徹底解剖

茶碗蒸しの歌の真相とは?実は茶碗の虫!歌詞の標準語訳と由来を徹底解剖について知っておくべき 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

「鹿児島茶碗蒸しの歌」を初めて耳にした他県民の多くは、呪文のような鹿児島弁の響きに圧倒されます。冒頭の「んだもこら いけなもんな」というインパクト抜群のフレーズから始まる歌詞は、実はグルメを讃える歌ではなく、料理の「茶碗蒸し」を「茶碗に付いた虫」と早とちりした店主のコミカルな動転を描いた内容です。

まずは、広く歌い継がれている1番と2番の「茶碗蒸しの歌歌詞」と、その詳細な「茶碗蒸しの歌方言解説」および「茶碗蒸しの歌標準語訳」を見ていきましょう。

歌詞(鹿児島弁)方言の語彙解説標準語訳(現代語の意味)【1番】
んだもこら いけなもんな
あたいげぇんどん 茶わんなんだ
日に日に三度もあるもんせば
きれいなもんごわんさ
茶碗についた虫じゃろかい
めごなどけあるく虫じゃろかい
まことにもて ひっ飛んだ ・んだもこら:おやおや、これはまあ
・いけなもんな:どうしたことだ
・あたいげぇんどん:私の家の
・あるもんせば:洗いますので
・めごなど:目籠(竹で編んだ籠)など
・けあるく:歩き回る
・ひっ飛んだ:ひどく驚いた あらまあ、これはどうしたことでしょう。
うちのお店の茶碗といったら、毎日3度も綺麗に洗っていますから、とても清潔ですよ。
茶碗についた虫ですって?
竹籠などを這い回る虫のことでしょうか?
まったくもう、びっくり仰天しました! 【2番】
んだもこら いけなもんな
あたいげぇんどん 茶わんなんだ
桜島へんの 肥がけか
金山どんの 鉱滓か
茶碗についた虫じゃろかい
めごなどけあるく虫じゃろかい
まことにもて ひっ飛んだ ・肥がけ:肥担桶(こえご)、下肥をかける柄杓
・金山どん:山野金山(串木野などの金山採掘所)
・鉱滓(から):鉱石から金属を精錬したあとの残りかす あらまあ、これは一体どうしたことか。
うちの茶碗といったら、桜島大根に肥やしをやる柄杓の汚れがついているとでも?
それとも金山の鉱石のかすとでもおっしゃるのですか?
茶碗についた虫ですって?
本当に腰を抜かすほど驚きました!

歌詞の全容を把握すると「茶碗蒸しの歌意味」は明白です。とある飲食店に都会帰りの客が訪れ、「茶碗蒸しをくれ」と注文しました。ところが、当時はまだ茶碗蒸しという料理を知らなかった店主が、「茶碗に虫が付いているぞ」と激しいクレームをつけられたと勘違い。「うちの茶碗は毎日三度も洗っているのに、虫がついているとは何事か!」と必死に潔癖さを主張し、狼狽する様子をユーモラスに仕立てたコントのような構成になっています。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest