熱はないのに体が熱い原因とは?潜む病気のサインと受診目安を徹底解説
熱はないのに体が熱い原因とは?潜む病気のサインと受診目安を徹底解説とは一体何なのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
単なる疲れや更年期の影響と自己判断して見過ごしてはならないのが、内分泌器官の基礎疾患です。特に喉仏の下にある甲状腺が過剰に働く甲状腺機能亢進症(代表疾患としてのバセドウ病など)は、身体の全代謝機能を過剰に加速させます。アクセルを踏み込み続けた自動車のエンジンと同じく、体内でエネルギーが常時過剰産生されるため、患者は常に微熱感 熱はないという奇妙な熱感に苛まれることになります。
見極めのポイントとなるバセドウ病 症状には、以下のような特徴的な兆候が併発します。安静にしているにもかかわらず心拍数が1分間に90〜100回以上に達する頻脈、手指の微細な震え、食欲があるにもかかわらず月に2〜3kg単位で体重が減少する現象、そして眼球突出などです。内分泌内科専門医の臨床報告でも、これらの代謝過剰によるほてりは解熱剤を服用しても一切緩和されないことが確認されています。
また、気温が上昇する季節や空調の効いた室内で見逃せないのが熱中症 初期症状です。熱中症の初期段階(軽症のI度)では、体温計で40度近い高熱が出るわけではありません。脱水によって汗をかけなくなり、熱が体内にこもる「うつ熱」状態に陥ることで、体温が平熱〜37度台前半であっても「体が異常に熱く、めまいや立ちくらみがする」という非典型的な初期症状を呈します。水分と電解質の補給、急速冷却を行わなければ、数十分で意識障害へ移行する危険性を孕んでいます。