五島列島観光モデルコース決定版!2泊3日王道から車なし攻略まで
五島列島観光モデルコース決定版!2泊3日王道から車なし攻略までにまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
五島列島観光の王道は、最大の拠点である福江島(下五島)と、美しい教会群が点在する中通島(上五島)を両方巡る2泊3日のルートです。長崎港または福岡・博多港からのアクセスを起点に、無駄のない動線を描くことが鍵となります。
【1日目:福江島】歴史ロマンとエメラルドグリーンの絶景を堪能
旅の始まりは福江空港(五島つばき空港)または福江港からスタートします。午前の便で到着後、まずは港周辺でレンタカーを調達し、島の北東部にある堂崎天主堂へ向かいます。1879年に潜伏キリシタンの信仰復活のシンボルとして建てられた赤レンガ造りの天主堂(現在の建物は1908年完成)は、内部がキリシタン資料館となっており、厳しい弾圧の歴史を学ぶ上で外せない拠点です。
午後は西海岸へ車を走らせ、日本屈指の美しさを誇る高浜海水浴場へ。白砂とコバルトブルーからエメラルドグリーンへと移ろうグラデーションは、東シナ海の雄大さを象徴する圧巻の景観です。夕刻には、島の中央にそびえる芝生に覆われた臼状火山「鬼岳(おんだけ)」の山頂付近へ。夕暮れに染まる福江市街と島々を一望した後は、福江市街の郷土料理店で五島牛や新鮮な地魚を味わい、市内のホテルに宿泊します。
【2日目:福江島から上五島へ】海路を渡り、祈りの聖地・中通島へ
2日目の午前は、福江港から高速船またはフェリーで中通島の奈良尾港もしくは若松港へ移動します(所要時間:高速船で約30〜45分)。上五島に上陸後、専用のレンタカーに乗り換え、若松大橋を渡って複雑に入り組んだリアス海岸の美観をドライブします。
この日のハイライトは、世界遺産の構成資産である頭ヶ島天主堂(かしらがしらてんしゅどう)です。全国的にも極めて珍しい石造りの教会で、信徒たちが過酷な開墾の末に付近の砂岩を切り出して積み上げた重厚な佇まいと、内部の花柄装飾(花の御堂)の対比が強烈な感動を呼び起こします。見学後は、夕陽の名所として名高い矢堅目(やがため)公園へ。奇岩が織りなすシルエットと海に沈む夕日の絶景を堪能し、上五島のリゾートホテルや民宿で名物の五島うどん鍋やクエ料理を堪能します。
【3日目:上五島から帰路へ】名建築の教会巡りと島グルメ探訪
最終日は、鉄川与助の手による名建築青砂ヶ浦(あおさがうら)天主堂を訪問します。重厚なレンガ造りと均整の取れたリブ・ヴォールト(蝙蝠天井)の美しさは、日本の近代建築史においても高い評価を受けています。昼食には、地元の製麺所直営店で椿油を練り込んだ本場の手延べ五島うどんの「地獄炊き」に舌鼓。午後は鯛ノ浦港または有川港から高速船・フェリーを利用して長崎港や佐世保港、あるいは博多港へと帰路に就きます。