唐揚げ定食のカロリーは本当に1000超え?大手チェーン比較と太らない秘訣

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ネット上の口コミやSNSで頻繁に囁かれる「唐揚げ定食は1000kcal超え」という噂ですが、実際の統計データや成分表を精査すると、「標準値は約860kcal前後だが、外食の実態としては高確率で1000kcalを超える」というのが正確な事実です。

栄養データ算出ツール「カロリーSlism」の公表数値によると、一般的な唐揚げ定食1人前(総重量約633.5g、標準的な唐揚げ4〜5個・白米普通盛り・味噌汁・千切りキャベツ・小鉢)の標準値は862kcal(100g換算で約136kcal)となっています。この段階ではギリギリ800kcal台に踏みとどまっているものの、問題はここに含まれる栄養バランスの内訳です。

この標準定食(862kcal)における三大栄養素の内訳を見ると、炭水化物が94.64g(うち糖質88.5g)、脂質が42.0g、たんぱく質が32.18gとなっています。厚生労働省が策定する成人の1日あたりの脂質目標量は総摂取エネルギーの20〜30%(約50〜65g程度)とされており、唐揚げ定食を1回平らげるだけで、成人が1日に必要な脂質の6〜7割を一気に摂取してしまう計算になります。

では、なぜ現場では「1000kcal超え」が常態化してしまうのでしょうか。決定的な要因は以下の3点に集約されます。

第一に、ご飯の増量とおかわりです。一般的な定食のご飯(普通盛り・約200g)は約312kcalですが、大盛り(約300g)にすれば約468kcalとなり、これだけで約150kcal跳ね上がります。おかわり自由の店舗で茶碗もう1杯を追加すれば、容易に定食全体の総熱量は1100kcalを突破します。

第二に、添えられるマヨネーズの存在です。多くの外食チェーンや定食屋では、唐揚げの皿にマヨネーズがデフォルト、あるいはテーブル調味料として常備されています。大さじ1杯(約12g)のマヨネーズは約80〜100kcal、脂質は約9〜10g。これを唐揚げ2〜3個にたっぷりとディップするだけで、軽々と100kcal以上が上乗せされます。

第三に、使用される鶏肉の部位と揚げ油の吸油率です。市販・外食のジューシーな唐揚げの多くは「もも肉(皮付き)」が使用されます。皮付き鶏もも肉は100gあたり約200kcalですが、これに片栗粉や小麦粉をまぶして油で揚げると、衣が油を強力に吸収(吸油率約8〜12%)し、唐揚げ自体の熱量は100gあたり約290〜310kcalまで激増します。唐揚げ1個(約30〜40g)あたり約80〜110kcalとなるため、大ぶりの唐揚げが5〜6個盛られた定食であれば、唐揚げ単体だけで500〜650kcalに達してしまうのです。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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