お礼状の封筒マナー決定版!白無地・二重封筒の選び方と宛名書きの鉄則
お礼状の封筒マナー決定版!白無地・二重封筒の選び方と宛名書きの鉄則の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。
改まったお礼状では、封筒の内側に紫や青などの薄紙が貼られた白無地二重封筒を用いるのが最上位の礼儀とされています。二重封筒は「中身が透けないように配慮する」という実用面だけでなく、「重々(かさねがさね)お礼申し上げます」という言霊的な意味合いが込められているためです。
ところが、どのようなお礼状でも二重封筒を使えば良いわけではありません。ここで多くの人が直面するのが二重封筒がNGな理由という日本古来の忌み言葉やしきたりの壁です。二重構造は「重なる」を意味するため、以下のようなケースでは明白なマナー違反となります。
最も注意すべきは、病気や怪我で入院した際に見舞ってくれた方へ送る「快気祝い」や「退院の報告」のお礼状です。ここでは「病気や災難が二度と重ならないように」との願いを込めて、あえて一重(ひとえ)の白封筒を使わなければなりません。同様に、弔事(葬儀や法要)に関わるお礼状やお香典返しの添え状でも、不幸の再発を想起させる二重封筒は厳禁です。
一方で、昇進祝い、栄転祝い、出産祝い、あるいは記念品やお祝いのお礼状封筒として感謝を伝える際には、「喜びが重なりますように」との意味が通じるため、二重封筒を使うのが正しい作法です。贈る背景にある出来事の性質を見極め、一重と二重を正しく選別することが大人の教養といえます。