パンダを漢字で書くと?熊猫の由来と熊か猫かの真相を徹底解明
パンダを漢字で書くと?熊猫の由来と熊か猫かの真相を徹底解明についての真相をお届けします。
日本国内で親しまれている白黒のパンダを漢字で書く場合、最も一般的な表記は「熊猫」、あるいはサイズを明確に区別した「大熊猫」となります。日本語における大熊猫の読み方としては、音読みで「だいゆうもう」、訓読み混じりで「おおくまねこ」と読まれるケースがありますが、一般にはそのまま「ジャイアントパンダ」と読ませる当て字として機能することが大半です。
国際的な生物分類における白黒パンダの正式名称は、学名をAiluropoda melanoleuca(アイルロポダ・メラノレウカ=白黒の猫の足をもつもの)といい、日本における標準和名はカタカナ表記のジャイアントパンダです。過去の図鑑や明治・大正期の記録では「オオパンダ」や「シロクログマ」といった和名が充てられた時期もありましたが、戦後の動物園文化の定着とともにジャイアントパンダの名が確固たる地位を築きました。
また、パンダの中国語表記に目を向けると、標準的な普通話(北京語)では「大熊猫」と書き、発音は「ダーションマオ(dàxióngmāo)」となります。一方で、中国の古文書や地域ごとの表現を調べると、「パンダを漢字一文字で表せないのか」という疑問に行き当たります。古代中国の神話や地理書『山海経』や字書『爾雅』には、白黒の珍獣を指して「貘(ばく)」や「貔貅(ひきゅう)」、あるいは白狐のような義獣「騶虞(すうぐ)」と記した痕跡があり、学術界でもこれらが古代におけるパンダの単字表記であったとする見解が有力視されています。