Complex「Be My Baby」なぜ熱狂?解散理由と復活の全真相
Complex「Be My Baby」なぜ熱狂?解散理由と復活の全真相について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
楽曲の破壊力を視覚的に決定づけたのが、現在も公式YouTubeなどで圧倒的な再生数を誇るミュージックビデオです。白一色のホリゾントスタジオ、セットらしい大道具は一切なし。画面に存在するのは、モノトーンのタイトなスーツと革ジャンに身を包んだ吉川晃司と布袋寅泰の2人だけという、前代未聞の映像美学が貫かれています。
この「BE MY BABY MV 元ネタ」を巡っては、当時欧米の音楽シーンを席巻していたデヴィッド・フィンチャー監督の初期MV作品(例えばジョージ・マイケルの『Freedom! '90』やマドンナの諸作に見られる徹底した陰影表現)や、ロバート・パーマーのミニマルなバンドスタイルからの影響が語られることがあります。しかし、何よりも観る者を惹きつけたのは、計算された演出を超えた二人の肉体的なパフォーマンスでした。
特に強烈な印象を残すのが、間奏やサビで見せる独特の「シンクロダンス・振り付け」です。完璧に規律されたアイドルの群舞とは正反対の、180cmを超える長身の男2人が肩を並べ、互いの呼吸を測りながら足を跳ね上げ、ステップを刻む荒削りなシンクロニシティ。当時の制作関係者の証言によると、細部までガチガチに振付師が固めたものではなく、二人の現場でのテンションと身体的ノリから自然発生的に生まれたアクションだったとされています。この偶発的なカッコよさと独特のユーモアが混ざり合ったヴィジュアルは、後年ネットカルチャーにおいて奇跡的なミーム素材として再評価される土壌を作りました。