プロ直伝!ベンチの描き方とパース・質感表現の完全攻略法

プロ直伝!ベンチの描き方とパース・質感表現の完全攻略法の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

ベンチのリアリティを決定づけるもう一つの要素が、マテリアルの質感塗り分けです。同じ形状であっても、光の反射とテクスチャの処理によって全く異なる世界観を表現できます。

【木製ベンチの塗り方】
木製ベンチを描く際は、均一な茶色で塗るのではなく、木目の流れに沿ったグラデーションを作ります。屋外に長年置かれた木材は、紫外線や雨風によって表面の油分が抜け、わずかに白茶色やグレーがかったトーンに変色します。スリットのフチや角部分は人が触れて丸みを帯びるため、エッジにわずかなハイライトを入れつつ、木板同士が重なり合う隙間に暗い影を落とすことで立体感を際立たせます。

【金属パイプ・ステンレスの塗り方】
駅や近代的な公園のベンチに使われる金属フレームは、硬質なコントラストが命です。周囲の地面(アスファルトのグレー)や空(青空のトーン)がパイプの曲面に映り込む「環境光の反射」を帯状に入れます。ハイライトはぼかさず、シャープな細い白線で入れることで金属特有の硬度と光沢感を再現できます。

【ファンタジー・石造りの質感表現】
中世ファンタジーや廃墟に佇む石のベンチでは、均一な直線を描かないことがポイントです。エッジ部分にランダムな微細な欠け(チッピング)を加え、上面にはうっすらと埃や砂利のテクスチャを散らします。日陰になる座面下部や地面との境界には、青緑系の暗色で苔(コケ)や湿り気を足すことで、その場所が持つ歴史や空気感を想起させることができます。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest