なぜ「こたつ記事」は批判されながら量産されるのか?現場の実態と裏側を解剖
なぜ「こたつ記事」は批判されながら量産されるのか?現場の実態と裏側を解剖について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご覧ください。
こたつ記事の現場を支えているのは、華やかなジャーナリストではなく、クラウドソーシングなどを通じて集められた在宅ワーカーたちです。こたつライターの実態を調査すると、1文字あたり0.5円〜1円、記事1本あたり数百円〜1,500円程度という極めて過酷な環境で発注されています。
「朝のワイドショーを録画し、特定のキーワードが出たら即座に文字起こしして20分以内に納品する」「テレビのテロップとタレントの発言をそのまま打ち込み、見出しに『激怒』『騒然』というワードを入れるよう指示される」といったマニュアルが横行しています。ライター自身も記事の質に疑問を抱きながら、生活のために作業をこなすだけのベルトコンベア労働に追い込まれているのが実情です。
一方で、勝手に発言を切り取られて消費される当事者、特に芸能人の反応は怒りと諦めに満ちています。ある人気芸人は自身の配信番組で「番組全体の文脈や冗談のニュアンスを完全に無視され、最もトゲのある一言だけを見出しにされてネット民から袋叩きにされた。本人の確認も取材も一切ない」と強い不快感を吐露しています。また、著名な文化人やタレントが「名誉毀損で法的措置を検討する」とSNS上で声明を出す事例も頻発しており、当事者との信頼関係は完全に破壊されています。