足関節内反の痛みが引かない原因とは?靭帯損傷と後遺症を防ぐ治し方

足関節内反の痛みが引かない原因とは?靭帯損傷と後遺症を防ぐ治し方の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

なぜ私たちの足首は、これほどまでに内側へひねりやすいのでしょうか。その答えは、関節の骨性制動と可動域の数値的な非対称性にあります。日本リハビリテーション医学会等の計測基準によると、正常な足関節における内反の参考可動域角度は「0〜30度」であるのに対し、外側へ倒す外反の参考可動域角度は「0〜20度」にとどまります。数値上でも内反方向へ約1.5倍も大きく動く構造になっています。

さらに決定的なのが外くるぶし(腓骨遠位端)と内くるぶし(脛骨遠位端)の高さの違いです。外くるぶしは内くるぶしよりも約1センチメートル下方まで長く突き出ており、外側への傾きに対しては強固なストッパーとして機能します。一方で内側には物理的な骨の壁が短いため、足首は内反方向へいとも簡単に深く倒れ込んでしまうのです。

運動学的な観点では、足関節の底屈(つま先を下に向ける動き)に伴って内反が自然と複合して起こるため、階段を降りる際やジャンプの着地時に足裏が内側を向くのは身体の自然な連動運動でもあります。だからこそ、この自然な動きが許容限界を超えた瞬間に、強大な破壊力が外側靭帯群へダイレクトにかかる仕組みになっています。

なお、小児期に見られる先天的な足の変形である「先天性内反足(生まれた直後から足が内側を向き自力で矯正できない疾患)」や、脳卒中後の痙性麻痺によって後脛骨筋や前脛骨筋の過緊張からつま先が内側を巻き込む「片麻痺性内反尖足」など、骨関節や神経系の器質的疾患による内反変形も存在します。スポーツ外傷による急性の内反捻挫と、神経筋疾患に伴う病的変形とは、治療方針が根本から異なるため明確な鑑別が必要です。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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