チンパンジーの寿命、野生と飼育でなぜ差が出るのか?最新科学で判明した驚きの真相
チンパンジーの寿命、野生と飼育でなぜ差が出るのか?最新科学で判明した驚きの真相についての疑問解決ガイドをご紹介します。
日本の霊長類学は、世界の類人猿研究を常にリードしてきた。その中核を担ってきた京都大学ヒト行動進化研究センター(旧霊長類研究所の伝統を継承)では、長期にわたる認知・行動実験を通じて、チンパンジーの加齢が知性にどう影響を及ぼすかの追跡が行われてきた。
世界的権威である松沢哲郎氏らの研究が明らかにしたのは、チンパンジーが年を重ねても失われない驚異的な認知能力と、個体ごとの豊かな個性だ。加齢によって身体能力が落ちても、群れ内での経験値や他者との交渉術は円熟味を増す。人間と同じく、知性と社会性が老後のクオリティを支える重要な要素であることを、日本の研究陣は科学的に証明し続けている。