賃貸の畳をフローリング化!敷金を守る原状回復と防カビ対策
賃貸の畳をフローリング化!敷金を守る原状回復と防カビ対策の主要なニュースをコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
「敷くだけで和室が洋室に変身する」という手軽なキャッチコピーの裏側には、建材の特性を無視した構造的リスクが潜んでいます。イグサで作られた畳は、乾燥時には湿気を放出し、湿気が多い梅雨や夏場には空気中の水分を内部に蓄える「天然の調湿建材」です。1畳あたり約500ccの水分を保持できるとされ、常に呼吸を続けることで室内の湿度バランスを保っています。
ところが、この畳の上にビニール製シートやウッドカーペットを隙間なく直敷きすると、水分が逃げる出口が完全に遮断されます。通気性を失った畳の内部では、気温20度〜30度、湿度70%以上というカビの繁殖に最適な密閉空間が完成します。さらに冬場は、暖房によって暖められた室内の空気と床下の冷気がぶつかり、敷いた床材の裏面で激しい結露が発生します。
リフォーム業界関係者の証言によると、「退去時にウッドカーペットを持ち上げたら、裏側のフェルト生地が畳のイグサとカビで張り付き、真っ黒な胞子が舞い上がって初めて異常に気づいた」という事例が日常茶飯事となっています。目に見えない床下で腐食が進行するため、異臭やダニの発生といった実害が出るまで気づけない点が、直敷きの最も恐ろしい盲点です。