棒針編みの減らし目徹底解説!端のガタつきを防ぐプロの技法と計算術
棒針編みの減らし目徹底解説!端のガタつきを防ぐプロの技法と計算術に関する深掘り記事をまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。
ニット製品の立体的な美しさを極める上で欠かせないのが、3目以上の目を1度にまとめる複合減らし目と、リブ編みのリフレクションを維持する減らし目テクニックです。
特にクラシックなセーターのラグラン線や帽子の放射状の減らし目で主役となるのが、中上3目一度編み方です。左右どちらにも傾かず、中央の目が真っ直ぐ中心軸として立ち上がるため、シャープなデザインラインを描くことができます。具体的な手順は以下の通りです。
まず、針にかかっている左側の2目を「2目一度を編むときと同じように左から一度に右針へすべらせて」移します。次に3番目の目を通常通り表目で編み、先ほどすべらせた2目をまとめて今編んだ目にかぶせます。この操作によって、中央にあった2番目の目が最前面のセンターに配置され、ブレのない1本の美しい稜線が編み地に浮かび上がります。
また、袖口や裾のリブ、ニット帽の折り返し部分でつまずきやすいのがゴム編み減らし目やり方です。1目ゴム編み(表1・裏1)や2目ゴム編み(表2・裏2)で単純に表目同士で2目一度を行うと、縦のストライプ模様が崩れて不格好になります。ゴム編みの収縮性と連続性を壊さないためには、「表目と裏目をセットにして減らす」あるいは「模様の変わり目で目立たないように配置する」のが鉄則です。2目ゴム編みから1目ゴム編みへ移行しながら減らすなど、模様の周期性を計算した減らし目操作がプロの仕立ての基準となります。