タングロン製造終了の真相と復活の噂|北海道のソウルドリンクの現在
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タングロンの源流をたどると、昭和40年代の高度経済成長期に行き着きます。開発の契機は、昆布の有効成分である水溶性植物繊維「アルギン酸」や各種ミネラルを、子どもたちへ美味しく手軽に補給させたいという健康増進思想でした。1968年、日本酵素産業株式会社の芦別工場として生産がスタートし、後に分社化を経て「タングロン株式会社」へと看板を変えながら地域に根付いていきました。
石炭産業の構造転換によって大きく揺れ動いていた当時の芦別市において、新たな地場産業として誕生したタングロンは、地域住民の誇りでもありました。やがて道央エリアを中心に学校給食の定番メニューとして正式採用され、「水曜日の給食に出るタングロンが一番の楽しみだった」と語る世代を数多く生み出すことになります。
最盛期には学校給食向けだけでなく、道内の銭湯、病院の売店、駅のキヨスク、さらには一般家庭への定期配達ルートまで開拓され、道民にとって「体調を整えるためのソウルドリンク」としての確固たる地位を築き上げました。