無性に氷を食べるのは貧血のサイン?氷食症の理由と治し方を徹底解説
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健康診断の血液検査で「貧血ではない」と判定されたにもかかわらず、氷食症の症状に悩まされるケースは多々あります。一般的な健康診断で測定されるのは赤血球内の「ヘモグロビン数値」が中心ですが、氷食症の発症には血清中の鉄だけでなく、肝臓や脾臓に蓄えられるフェリチン不足(貯蔵鉄の枯渇)が深く関与しています。
体内の鉄分は「財布の中の現金(血清鉄・ヘモグロビン)」と「銀行の定期預金(フェリチン)」に例えられます。定期預金であるフェリチンが底をついていても、日常のヘモグロビン値が一時的に正常範囲内に留まる「かくれ貧血(潜在性鉄欠乏症)」の状態では、氷への異常な渇望をはじめとする不定愁訴が先行して現れるのです。
検査項目ヘモグロビン数値 基準値氷食症疑い・鉄欠乏時の数値編集部の見解・評価ヘモグロビン(Hb)男性: 13.0〜17.0 g/dL
女性: 12.0〜15.0 g/dL10.0 g/dL未満
(重症例では7.0以下も)一般的な健診で判明。基準値を下回ると全身の酸素供給が著しく低下。血清フェリチン(貯蔵鉄)男性: 30〜300 ng/mL
女性: 15〜150 ng/mL12 ng/mL未満
(かくれ貧血域:25以下)氷食症の決定的指標。Hb値が正常でもここが枯渇していると強い衝動が発生。血清鉄(Fe)50〜170 μg/dL40 μg/dL未満日内変動が大きいものの、供給不足の目安として総合的に判断される。総鉄結合能(TIBC)250〜400 μg/dL450 μg/dL以上鉄を捕まえようとする器の数値。枯渇するほど数値が跳ね上がる。