とびっこは何の卵?トビウオの正体と偽装の噂を食品記者が徹底検証
とびっこは何の卵?トビウオの正体と偽装の噂を食品記者が徹底検証に関する気になる情報を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
Q1:とびっこと「とびこ」に中身の違いはあるのですか?
A1:中身に違いはない。どちらもトビウオ(飛魚)の卵である。「とびっこ」は株式会社かね徳が保有する登録商標であり、他社製品や一般的な水産用語としては「とびこ(飛子)」と呼ばれる。
Q2:本来のトビウオの卵は何色をしているのですか?
A2:獲れたての生の状態では、半透明の淡い黄色や薄茶色をしている。市販されている鮮やかなオレンジ色や赤色は、調味加工の段階で出汁や醤油、アナトー色素などの天然着色料を用いて染め上げられた色である。
Q3:回転寿司のとびっこは本物ですか?偽物を見分ける方法は?
A3:大手チェーンをはじめとする現代の飲食店では、食品表示基準に従い正しくトビウオ卵が使用されている。万が一マサゴ(カラフトシシャモ卵)が使われている場合は粒が1mm程度と砂のように細かく食感が柔らかい。粒が2mm近くあり、噛んだときに「プチッ」と硬い弾力があればトビウオの卵である。
Q4:人工イクラのように、とびっこにも人工卵は存在するのですか?
A4:トビウオ卵のサイズ(1.5〜2mm)をアルギン酸ナトリウムなどの人工カプセル化技術で再現することは技術的・コスト的に引き合わないため、人工のとびっこは市場に流通していない。噂の正体は、代用魚卵(マサゴ)や着色加工を巡る誤解である。