メダカの水合わせで失敗する原因は?生存率を高める点滴法と導入手順
メダカの水合わせで失敗する原因は?生存率を高める点滴法と導入手順について押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。
メダカ水合わせ手順の完成形を、準備から水槽放流まで論理的な順序で解説します。トータルのメダカ水合わせ時間は1時間から1時間半を目安に進めます。
ステップ1:袋のまま浮かべるメダカ水温合わせ(30〜45分)
購入したメダカを「袋のまま」飼育水槽の水面に浮かべます。袋の外側に付着したホコリや汚れが気になる場合は、浮かべる前に固く絞った清潔な濡れタオルで袋の外側を軽く拭き取ります。水槽内の水流が強い場所を避け、30〜45分かけて袋内の水温と水槽の水温を同一化させます。この段階ではまだ袋を開封してはなりません。袋を開けると空気中の酸素に触れて急激に水質酸化が進む恐れがあるためです。
ステップ2:プラケースへの移送と点滴法のセットアップ(45〜60分)
水温合わせが完了したら、メダカと袋の水を清潔な小型プラケースやバケツに静かに移します。ここで登場するのが「メダカ水合わせ点滴法」です。エアチューブの一端にキスゴムを取り付けて水槽内に固定し、もう一端に金属製またはプラスチック製の一方コック(流量調節弁)を取り付けます。サイフォンの原理で水を呼び込み、コックを絞って「1秒間に1〜2滴」のペースで水槽の水をプラケース内へ滴下していきます。水量が元の2〜3倍に増えたら半量を捨て、再び点滴を続けます。この緩やかな混合により、pHと硬度が極めて自然に馴染んでいきます。
ステップ3:魚体のみを掬い上げる導入方法
十分な点滴が完了したら、いよいよ水槽への移送です。ここでプラケースの水を水槽へ流し込んではなりません。小型の魚用ネットを使い、メダカの体表を傷つけないよう優しくすくい上げ、水槽の水面近くで網を静かに傾けて自発的に泳ぎ出させます。この繊細なメダカ導入方法を守ることで、既存水槽のバクテリア環境を守りつつ、新入り個体の感染症リスクを遮断できます。