妊娠中の坐骨神経痛で歩けない原因とは?激痛を和らげる緩和法まとめ
妊娠中の坐骨神経痛で歩けない原因とは?激痛を和らげる緩和法まとめについて押さえておきたい 事実を分かりやすく解説いたします。
Q1:妊娠初期ですでにお尻が激痛です。お腹が大きくなっていないのに坐骨神経痛になるのは異常ですか?
A1:決して異常ではありません。妊娠初期はお腹の膨らみによる物理的圧迫ではなく、胎盤形成に伴って急増するホルモン「リラキシン」が骨盤の仙腸関節を急激に緩めることで発生します。身体がホルモン変化に適応するまでの過渡期に多く見られる現象です。無理に揉みほぐさず、骨盤を安定させる専用インナーの活用や、仙骨周辺を温めて血流を確保することをおすすめします。
Q2:トコちゃんベルトを締めても痛みが全く引きません。巻き方が間違っているのでしょうか?
A2:装着位置がズレている可能性が非常に高いと考えられます。よくある失敗は、お腹の帯状部分やウエスト付近に巻いてしまい、肝心の骨盤結合部が締まっていないケースです。ベルトを通すべき正しい位置は、太ももの付け根の外側にある硬い出っ張り「大転子」と、前側の恥骨を結ぶラインです。また、立ったまま締めると骨盤が開いた状態で固定されてしまうため、仰向けになって膝を立て、お尻を数分持ち上げて骨盤内の臓器を上へ逃がしてから装着するのが正しい手順です。
Q3:激痛で歩行もままなりません。この状態で自然分娩を乗り切ることは可能ですか?
A3:分娩時の体位工夫や無痛分娩(硬膜外麻酔)の併用により、十分に安全な出産が可能です。激痛で仰向けの開脚姿勢(砕石位)が取れない場合、横向き(側臥位)や四つん這いでのフリースタイル分娩を受け入れている産院もあります。また、硬膜外麻酔を用いた計画無痛分娩を選択することで、坐骨神経痛の苦痛を遮断して体力を温存しながら出産に臨む妊婦も増えています。我慢せず、現在の痛みのレベルを担当の産婦人科医や助産師へ率直に伝え、バースプランに明記してもらうことが重要です。