憧れのタイルデッキで後悔続出?夏の照り返しや費用の落とし穴を徹底検証
憧れのタイルデッキで後悔続出?夏の照り返しや費用の落とし穴を徹底検証についての疑問解決ガイドを徹底解説します。
ネット上の情報や住宅営業のトークで頻繁に耳にするのが「タイルデッキは汚れが付かず、一生メンテナンスが不要」という謳い文句です。しかし、これはエクステリア業界における極めて乱暴な誇張であり、実際の生活環境では様々な維持管理の難題が施主を待ち受けています。
タイルの表面自体はガラス質や高密度セラミックで覆われており、吸水率が低いため汚れは染み込みにくい特性があります。問題はタイル同士を繋ぐ「目地(セメント系モルタル)」です。多孔質である目地材は水分や大気中の汚れを吸収しやすく、施工後1〜2年も経過すると雨染み、黒ずみ、さらには日陰部分を中心とした緑色の苔がびっしりと定着します。白系のタイルを選んだ家庭では目地の黒ずみが顕著に目立ち、美観は急激に損なわれます。
これらを除去するためのタイルデッキ目地汚れの掃除方法としては、市販のアルカリ性洗剤や酸素系漂白剤を塗布した上でデッキブラシによるブラッシングを行うか、高圧洗浄機を使用するのが標準的です。しかし、業務用の超高圧で洗浄を繰り返すと目地モルタルが削れ、タイルの端部が欠けたり浸水を引き起こしたりするリスクがあります。
さらに厄介なのが「白華現象(エフロレッセンス)」です。コンクリート下地や目地内部の水酸化カルシウムが雨水に溶け出し、表面で炭酸ガスと反応して白い結晶となって固着する現象で、一度発生すると酸性洗浄剤で化学的に溶かさなければ除去できません。加えて、ガーデンチェアの脚や子どもの三輪車の金属部分を強くぶつけた際、硬い磁器タイルは局所的な衝撃に弱く「割れ・欠け」を起こします。ウッドデッキならサンドペーパーで修復できる傷も、タイルデッキひび割れ補修となると専門の職人を呼び、周囲の目地を削って該当のタイル1枚を斫り(はつり)取って貼り直す必要があり、数万円の修繕費用が発生します。