幕張メッセのライブは見えない?展示場とホールの差や後方対策を検証

幕張メッセのライブは見えない?展示場とホールの差や後方対策を検証とは一体何なのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

展示場ホールの中でも、フェスや単独ドームクラスのアーティストが使用する幕張メッセ 展示場9-11ホール 見え方には、特有の盲点が存在します。

9〜11ホールは仕切りのない約15,000平方メートルの広大なワンルーム空間であり、内部に視界を遮る構造柱がありません。この「柱がない」という特徴は一見すると視界良好に思えますが、実はここに視覚の罠が潜んでいます。柱がないフラットな大空間であるがゆえに、運営側は客席を縦にも横にも限界まで広く配置できます。その結果、ステージから最後列までの直線距離が150メートル以上に及ぶケースが日常茶飯事となります。

この距離感は、一般的な野球場のホームベースからバックスクリーン(約120メートル)を遥かに超える長さです。これほどの距離になると、たとえ前方に視界を遮る人がいなくても、ステージ上の人物は米粒以下の大きさにしか見えません。さらに照明のスモークや会場内の熱気による空気の揺らぎが加わり、輪郭すらぼやけてしまいます。

また、多くの観客が頼りにするのがステージ左右や中央に吊られる幕張メッセ ブロック表 モニターの存在ですが、ここにも落とし穴があります。後方エリア向けに中間モニター(サブモニター)が設置されていれば救われますが、経費削減や演出上の都合でメインステージ脇のモニターしかない場合、100メートル以上離れた巨大画面を遠眼鏡越しに眺めるような状態になります。さらに、音響スピーカーからの物理的な音の到達遅延(ディレイ)を補正するディレイスピーカーが後方にない場合、モニターの映像と届く音に目に見えるズレが生じ、激しい違和感を覚える原因にもなります。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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