過去帳とは?位牌との違い・正しい書き方から選び方まで徹底解説
過去帳とは?位牌との違い・正しい書き方から選び方まで徹底解説の背景について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。
新しい過去帳を用意した際、真っ先に迷うのが過去帳の記入は誰が書くべきかという問題です。ウェブ上の知恵袋や終活関連フォーラムでは「お寺の住職に頼んだら高額な謝礼を請求された」「字に自信がないが自分で書いてバチが当たらないか」といったリアルな悩みが頻繁に投稿されています。
筆者が仏事コーディネーターや寺院住職へ行った取材によると、結論として「戒名(法名)は菩提寺の僧侶に書いてもらい、その他の俗名や続柄は遺族が書いても一切問題ない」というのが現場の実態です。僧侶に依頼する場合、四十九日や一周忌などの法要に合わせて持参し、お布施とは別に「志」や「過去帳記入料」として3,000円〜5,000円程度を包むのが一般的な相場となっています。
もし菩提寺がない場合や、遠方で直接赴けない事情がある場合、遺族が自筆で記入しても宗教的な禁忌にはあたりません。ただし、文字を記載する際には厳格な戒名と俗名の記載ルールを守る必要があります。
過去帳の頁の上段には「戒名(法名)」を最も大きな文字で堂々と配置します。中段から下段にかけて「俗名(生前のお名前)」を書き、その脇に亡くなった年月日と、亡くなったときの年齢を添えます。続柄(例:「施主の父」「長男」など)を欄外や余白に小さく書き添えておくと、数世代後の子孫が見返した際にも血縁関係が一目で理解できます。
ここで多くの遺族がつまずくのが、享年と行年の違いと書き方詳細まとめです。寺院や地域によって見解が分かれる専門用語ですが、基本的な定義は以下の通りです。
重要なのは「享年か行年か」という言葉の優劣ではなく、一冊の過去帳の中で数え年か満年齢かの基準を統一することです。過去の先祖が数え年で書かれているならそれに倣い、満年齢で統一されているなら現代の満年齢を記載します。葬儀社や寺院から渡された白木位牌の裏面に書かれている表記をそのまま転写すれば、後々の食い違いを防げます。