乳児がベッドから落ちた時の緊急対処法|受診目安と見逃せない危険サイン
乳児がベッドから落ちた時の緊急対処法|受診目安と見逃せない危険サインの注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
Q1:ベッドから落ちてたんこぶができていますが、冷やそうとすると嫌がって大泣きします。無理にでも冷やすべきですか?
A1:激しく暴れて泣き叫ぶ場合は、無理強いして冷やす必要はありません。大泣きによって血圧や頭蓋内圧が上昇し、かえって内出血を助長するリスクがあるためです。保冷剤を薄手のタオルで包み、機嫌が良いタイミングや抱っこで落ち着いている時に、優しく当てる程度にとどめてください。ただし、たんこぶがブヨブヨと柔らかく波打つような感触がある場合は、直ちに脳神経外科または救命救急を受診してください。
Q2:転落後に大泣きした後、疲れたのかすぐにウトウトと眠ってしまいました。無理に起こして病院へ連れて行くべきですか?
A2:激しく泣いた乳児が疲労から眠気に襲われること自体は珍しくありません。しかし、それが生理的な眠りなのか、頭部打撲による意識障害(嗜眠)なのかを判別することが極めて重要です。眠りに入ってから30分〜1時間程度経過した段階で、足の裏をくすぐる、優しく名前を呼んで肩を叩くなどして刺激を与えてください。うっすらと目を開けて親の顔を見たり、嫌がって声を出したりする反応があれば過度な心配はいりませんが、どのような刺激を与えても全く起きない、脱力して手足が垂れ下がっている場合は意識障害の兆候です。直ちに救急車を要請してください。
Q3:大人用ベッドで添い寝をする場合、ベッドガードを取り付ければ転落防止として十分ですか?
A3:極めて危険なため推奨されません。消費者庁および日本小児科学会は、生後18ヶ月未満の乳幼児に対して大人用ベッドガードを使用しないよう強く警告しています。ベッドガードとマットレスの隙間に乳児の頭部や身体が滑り込み、自力で脱出できずに窒息死に至る重大事故が多発しているためです。乳児期における最も安全な睡眠環境は、安全基準(PSCマーク・SGマーク)を満たしたベビーベッドで寝かせるか、大人のベッドを撤去して床に布団を敷いて寝る環境へ切り替えることです。