【プロ直伝】ニホントカゲの捕まえ方!尻尾を切らせず捕獲する3つの裏ワザ
【プロ直伝】ニホントカゲの捕まえ方!尻尾を切らせず捕獲する3つの裏ワザの特集記事をお届けします。専門的な知識がチェックできます。
石垣の奥深くに潜んでいて網も手も届かない場合や、警戒心が強すぎて5メートル以内に近づけない個体をターゲットにする場合、極めて有効な手段が「罠」と「釣り」の2大アプローチです。
まず、誰でも10分程度で工作できるのがニホントカゲのペットボトル罠(インバートトラップ)です。トカゲの「一度狭い穴に入ると後戻りできない」という行動特性を巧みに突いた構造になっています。
【ペットボトル罠の作成・設置手順】
- 素材の選定:角型ではなく、凹凸の少ない丸型の2L炭酸飲料用ペットボトルを用意する(内部が滑りやすく脱出を防ぎやすい)。
- 切断加工:上部から約3分の1(注ぎ口から肩にかけてのテーパー部分)をカッターナイフで水平に切り離す。
- 反転合体:切り取った上部パーツを逆さまにし、じょうごのような形で下部パーツの筒の中に差し込む。注ぎ口のキャップは外しておく。
- 固定と脱出防止:重なり合った部分をビニールテープ等で隙間なく固定する。内側の注ぎ口周辺に少量のベビーパウダーを薄く塗布すると、トカゲの足が滑り脱出が物理的に不可能になる。
- 安全対策(最重要):ボトル底面に千枚通しで無数の小さな通気孔を開ける。雨水が溜まって溺れるのを防ぐとともに、内部の蒸れを防止する。
- トラップ設置:トカゲが頻繁に通る石垣の際や草むらの境目に、ペットボトルを地面と水平、あるいは入り口が少し下がるように埋め込む。内部に落ち葉を少し入れ、必ず直射日光が当たらない日陰に設置する。
罠の内部に入れる誘引剤として、ニホントカゲの餌と釣り方に関する知識が生きてきます。ニホントカゲは完全な肉食(食虫性)であり、動かない野菜や人工飼料の匂いには反応しません。ペットボトル罠の奥には、小型のミルワーム、生きたコオロギ(飛び出さないように後脚を処理したもの)、あるいは細かく切ったミミズなどを配置します。獲物が中で蠢く微細な振動と匂いを察知したトカゲは、自ら吸い込まれるようにペットボトルの穴へと入っていきます。
さらに、古くから愛好家の間で「トカゲ釣り」として知られるエキサイティングな捕獲法もあります。細い竹竿や釣り竿の先端に、透明な細いフロロカーボンライン(0.8〜1号程度)を結びます。その先端に小さな返し無しの釣り針を付け、生きたコオロギやミミズをチョン掛けします。針を使いたくない場合は、生餌の胴体に直接糸を結びつけるだけでも構いません。
石垣の隙間に潜むトカゲの目の前5〜10cmのところに、餌を静かに垂らしてピクピクと動かします。トカゲが猛然とダッシュして餌に食いついたら、慌てて引き抜いてはいけません。しっかり口の奥まで銜え込んだのを見届けてから、ゆっくりと一定のスピードで釣り竿を持ち上げます。空中に浮いたトカゲは暴れることなく餌に執着するため、下で待ち構えた深めのバケツや網の中に静かに着地させて回収します。