小樽双葉高校の現在と募集停止の真相|偏差値や評判・跡地の行方を追う

話題沸騰中の 小樽双葉高校の現在と募集停止の真相|偏差値や評判・跡地の行方を追うについて、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

検索エンジンやSNS上では、「小樽双葉高校は不祥事で潰れたのではないか」「教育環境が悪化して突然閉鎖されたのか」といった根拠のない憶測やネット上の噂が散見されます。しかし、公教育データおよび法人理事会の公式発表を精査すると、募集停止の真の理由は『地域における急激な少子化の加速』と『札幌圏への生徒流出による構造的な定員割れ』に他なりません。

運営母体である学校法人双葉学園(北海道)は、2018年(平成30年)5月の理事会において、翌2019年度(平成31年度)以降の生徒募集を停止することを正式決定しました。当時公表された財務・入学者データによると、小樽市内の中学校卒業者数はピーク時から激減。公立高校の配置計画や近隣私立高校(北照高校など)との競合、さらにはJR函館本線の快速列車で40分足らずでアクセスできる札幌市内の私立・公立高校へ通学する生徒が増加したことで、募集定員を大幅に下回る危機的状況が続いていました。

学校側は少人数制による習熟度別指導や福祉・情報教育の導入など、時代に合わせたテコ入れを模索したものの、生徒数の回復には至らず、在校生が不利益を被らない形での「計画的な募集停止と発展的閉校」を選択せざるを得なかったのが真相です。不祥事や教育破綻といったネットの悪質な噂は事実無根であり、地方私学が不可避的に直面した過酷な人口動態の犠牲であったことが記録からも明白です。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest