大根は上と下どっちが辛い?部位別の特徴と辛味を消す科学的裏ワザ
大根は上と下どっちが辛い?部位別の特徴と辛味を消す科学的裏ワザに関するポイントを詳しくまとめました。最新データをチェックしましょう。
家庭料理の現場やネット上の情報では、大根の辛さに関して誤った知識が流通しているケースが散見されます。代表的な2つの誤解を正しておきましょう。
1つ目の誤解は、「緑色になっている葉元は苦くて食べられない」という思い込みです。大根の上部が黄緑色に変色しているのは「青首大根」の品種特性であり、畑で土から頭を出して日光を浴び、葉緑素が生成された証拠です。病気やアクではなく、むしろ太陽の光を浴びて糖度が高まっている美味しいサインであるため、皮ごとサラダに活用するのが正解です。
2つ目の誤解は、「皮を薄く剥いたほうが美味しく仕上がる」という節約志向の調理法です。実は、大根の辛味成分やアクを生成する細胞は、外皮から約3〜5ミリ内側の筋層付近に最も多く集中しています。煮物やおでんを作る際に皮を薄く剥いてしまうと、この筋と辛味層が残り、煮ても柔らかくならず、えぐみが汁に移ってしまいます。加熱調理で甘みを引き出したいときは、皮の内側の透明な筋のラインが見えなくなるまで、厚さ4〜5ミリ程度思い切って厚く剥くことが必須のプロの技術です。