水は出るのにお湯が出ない原因と復旧手順|給湯器の故障判定と費用相場
話題沸騰中の 水は出るのにお湯が出ない原因と復旧手順|給湯器の故障判定と費用相場について、主要な情報を整理して公開しています。
給湯器のリモコン画面に英数字が点滅表示されている場合、それは機器内部の自己診断機能(マイコン)が異常を検知して作動を停止させている合図です。日本ガス石油機器工業会(JIA)の標準規格に準拠しているため、主要メーカー間でコードの割り当てには共通性が保たれています。
現場で最も頻繁に遭遇するのが、点火不良を示すエラーコード「111」(給湯側)および「112」(ふろ側)です。これは、点火操作を行ったものの着火しなかった、あるいは着火直後に立ち消えした状態を指します。大雨や強風による一時的な着火ミス、ガス元栓の閉止、あるいはガスメーターの遮断が主因です。
国内シェアの二大巨頭であるリンナイとノーリツにおける代表的なエラーサインは以下の通りです。
リンナイ給湯器エラーの主要コード:
- 111 / 11 / 12:点火不良・途中失火。ガス元栓の開き具合やメーター遮断を確認。
- 140 / 14:過熱防止装置作動。機器内部が異常高温になったため安全装置が作動。放置は危険なため専門点検が必要。
- 610 / 61:燃焼ファンモーターの異常。ファンが規定回転数に達しないトラブル。
- 990 / 99:機器運転停止。安全限界に達したため機器が完全ロックされた状態。
ノーリツ給湯器お湯出ない時の主要コード:
- 111 / 110:点火不具合。点火プラグ(イグナイター)の経年劣化やガス供給断が原因。
- 140:温度ヒューズ断線・過熱検知。熱交換器周辺の過熱トラブル。
- 710:回路基板の通信異常・電子制御基板の故障。
- 920 / 930:中和器の寿命・満水予告。エコジョーズ特有の排水処理部品の交換限界。
また、オール電化住宅でエコキュート水しか出ないケースでは、パナソニック製品なら「H54(三方弁異常)」や「H59(給湯混合弁異常)」、三菱電機製品なら「C03(給湯サーミスタ異常)」や「P01(給湯混合弁異常)」などが頻発します。これらはタンク内の熱湯と水道水を混ぜるバルブが固着しているサインであり、本体の湯増しができても蛇口には冷水しか送られなくなります。
一時的な誤作動であれば、リモコンの運転スイッチを「切」にしてから再び「入」にする、あるいは屋外の給湯器用電源プラグを一度抜き、約3分待ってから差し直す「電源リセット」で復帰することがあります。ただし、リセット後も再度同一のエラーが点灯する場合は、基板やセンサーの物理破損であるため、無理な再点火を繰り返してはいけません。