『誰も知らない』実話の残酷な結末と生存者の現在|巣鴨事件の真相
『誰も知らない』実話の残酷な結末と生存者の現在|巣鴨事件の真相の要点を詳しく解説してご紹介します。
映画の中で最も胸を締め付ける、YOU演じる母親が買った靴を履いた幼い妹・ゆきの死。映画では、椅子から転落した後に衰弱して息を引き取るという痛ましい事故として描かれました。しかし、実際の事件記録に残された三女(当時2歳)の死の真相は、言葉を失うほど暴力的なものでした。
1988年4月、母親が不在のアパートには、長男がゲームセンターなどで知り合った近所の不良少年2人(当時13〜14歳の中学生)が頻繁に出入りし、溜まり場となっていました。ある日、三女がお腹を空かせて少年たちのカップ麺を踏んでしまったこと、あるいは泣き止まなかったことに腹を立てた不良少年たちが、三女に対して執拗な暴行を加えたのです。
少年たちは幼い三女を押し入れの上から何度も布団の上に落としたり、腹部や頭部を激しく殴打・蹴りつけるなどの虐待を行いました。長男もそれを制止することができず、一部の暴行に加担したとされています。激しい暴行を受けた三女は内臓破裂などの重傷を負い、翌日息を引き取りました。
パニックに陥った長男と不良少年たちは、遺体を隠蔽することを画策。三女の遺体をボストンバッグに詰め、電車を乗り継いで埼玉県秩父市の山林まで運び、人目を避けて土中に埋めました。映画で描かれた羽田空港の美しい夜景と飛行機の光のシーンとは対照的に、現実は冷たく暗い山中に幼い命が遺棄されるという、あまりにも凄惨な結末だったのです。