『古畑任三郎』歴代キャストの現在と犯人役の裏側|30年の真実
『古畑任三郎』歴代キャストの現在と犯人役の裏側|30年の真実の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。
『古畑任三郎』最大の特徴は、冒頭で犯行の手口と犯人が視聴者に明かされる「倒叙形式」にあります。視聴者の関心は「誰が殺したか」ではなく、「古畑がどうやって犯行を立証するのか」へと向けられます。そのため、犯人役には田村正和さんと対等に渡り合える卓越した演技力と、強いスター性を持つ俳優陣が起用されました。
第1シリーズ第1話の中森明菜さん(コミック作家・小石川ちなみ役)から幕を開けた犯人役の系譜は、堺正章さん、菅原文太さん、緒形拳さん、津川雅彦さんといった昭和・平成の大物俳優から、松嶋菜々子さん、福山雅治さん、藤原竜也さんなど当時の最前線を走るトップスターまで多岐にわたります。
ファンの間で今なお激論が交わされる「神回ランキング」において、常に上位へ挙げられるのが以下の3作です。
1位に推されることが多いのが、第2シリーズの第14話『しゃべりすぎた男』(犯人役:明石家さんま)です。今泉慎太郎が殺人容疑で逮捕され、絶体絶命の窮地に陥る法廷劇。古畑が法廷内で弁護士の虚構を突き崩していく構成は、緊迫感と伏線回収の美しさにおいて屈指の完成度を誇ります。
続いて挙げられるのが、第2シリーズ第24話『しばしのお別れ』(犯人役:山口智子)や、スペシャル『古畑任三郎 VS SMAP』、そして第1シリーズ第12話『最後のあいさつ』(犯人役:菅原文太)です。菅原文太さんが演じたベテラン警視正との対決では、古畑が「たとえいかなる理由があろうと、殺人は許されない」という刑事としての絶対的な倫理観を静かに説く名シーンが描かれました。