エアコン室外機の掃除は必要?電気代高騰を防ぐ正しい手入れとNg行為
エアコン室外機の掃除は必要?電気代高騰を防ぐ正しい手入れとNg行為とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
家電メーカー各社の設計基準において、室外機は砂埃や風雨に耐えられる強固な構造で作られています。そのため、室内機のように数週間に一度の頻度で細かく掃除する必要はありません。しかし、「掃除が一切不要」というのは明らかな誤解です。メンテナンスを完全に怠ると、以下のような深刻な悪影響が発生します。
第一のリスクは熱交換効率の著しい低下による電気代の高騰です。室外機の背面や側面にある薄い金属板の集まり(アルミフィン)は、室内の熱を外へ逃がす(暖房時は外の熱を取り込む)極めて重要な役割を担っています。ここに埃、落ち葉、ペットの抜け毛、クモの巣などが蓄積して目詰まりを起こすと、スムーズな熱交換が阻害されます。その結果、設定温度に達するまでに余計な電力を消費し続け、電気代が月数百円〜千円以上跳ね上がる事態に陥ります。
第二のリスクは室外機からの異音と運転効率の低下です。ファン周りに異物が挟まったり、底板に泥や埃が堆積してモーターに過度な負荷がかかると、「ブーン」「カタカタ」「ガタガタ」といった異音が発生します。これは機械が悲鳴を上げているサインであり、放置するとファンモーターの焼き付きやコンプレッサーの破損につながります。
第三のリスクがドレンホースの詰まりによる室内機の水漏れです。室外機周辺から伸びている排水用ドレンホースの先端に泥や埃、害虫が詰まると、室内機で結露した水が外へ排出されず、室内機本体からポタポタと水が溢れ出て壁紙や家電を汚損する被害に直結します。