猛暑で窓ガラスが突然割れる?熱割れの原因と保険適用の全真相

猛暑で窓ガラスが突然割れる?熱割れの原因と保険適用の全真相について知っておくべき ポイントを厳選して解説いたします。

窓ガラスに外的な衝撃を与えていないにもかかわらず、自然に亀裂が生じる最大の原因は、ガラス内部で発生する「引張応力(ひっぱりおうりょく)」にあります。ガラスという素材は圧縮される力には非常に強い反面、引っ張られる力に対しては極めて脆弱な物理特性を持っています。

夏場の晴天時、直射日光を直接浴びた窓ガラスの中央部分は、日射熱を吸収して60℃〜70℃近くまで急激に温度上昇し、外側に向かって膨張しようとします。その一方で、サッシ枠の溝の内部に埋め込まれているガラスの端部(エッジ部)や、庇(ひさし)の影になっている部分は直射日光が当たらず、室内の冷房によって冷やされたままになります。その結果、ガラスの中央部と周辺部で30℃〜40℃以上の極端な温度差が発生します。

このとき、熱く膨張しようとする中央部に対し、冷たく縮んだままの周辺部がその動きを拘束します。すると、冷たいエッジ部分に強力な引き裂く力(引張応力)が集中します。ガラスの切断時に生じた微細な傷(マイクロクラック)の許容限界をこの応力が超えた瞬間、ガラスは耐えきれずに音を立てて破壊されます。これが、夏に窓ガラスが暑さで割れる原因の全貌です。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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