インフルエンザ嘔吐の洗濯でNgな理由と家庭内二次感染を防ぐ消毒法

今注目を集めている インフルエンザ嘔吐の洗濯でNgな理由と家庭内二次感染を防ぐ消毒法について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

Q1:インフルエンザならアルコールスプレーを服に吹きかけるだけで洗濯機に入れても大丈夫ですか?
A1:不十分です。インフルエンザウイルス自体はエタノールに反応しますが、嘔吐物に含まれる胃酸やタンパク質、脂質が保護膜となって薬剤の浸透を妨げます。表面に軽く吹きかけた程度では繊維深部のウイルスは死滅しません。固形物を除去し、流水で予洗いした上で、熱湯消毒(85度以上)か次亜塩素酸ナトリウム希釈液への浸漬処理を行ってください。

Q2:次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)を使うと衣類が白く色落ちしてしまいます。色柄物の服はどう処理すべきですか?
A2:色柄物には熱湯消毒が最適です。85度以上の熱湯を用意し、予洗いを終えた衣類をバケツなどで全体が浸るようにして2〜3分間漬け込んでください。熱によるタンパク質変性によってインフルエンザウイルスは完全に不活化します。その後、通常の洗濯洗剤を使って洗濯機で洗えば、色落ちさせることなく安全に除染が完了します。

Q3:酸素系漂白剤(ワイドハイターなど)でもウイルスの殺菌はできますか?
A3:日常的な消臭や一般的な除菌には役立ちますが、感染症の嘔吐物処理における完全なウイルス不活化という観点では、次亜塩素酸ナトリウムや85度以上の熱湯処理に比べて効果が劣ります。二次感染防止を確実にするための緊急対応としては、酸素系漂白剤単独に頼るのではなく、熱湯消毒を組み合わせるか、塩素系漂白剤を使用することをおすすめします。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest