花冷えとは?原因と時期・寒の戻りとの違いからお花見防寒まで解説
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風雅な響きを持つ花冷えですが、気象学の観点からは4月前後に発生するダイナミックな大気の変動によって引き起こされる現象です。春先は日本付近を低気圧と高気圧が交互に足早に通過するため、わずか数日で気温が10℃以上も乱高下することが珍しくありません。
花冷えをもたらす決定的な原因は、主に以下の2つの気象パターンに集約されます。
第1の要因は、「低気圧通過後の寒気引き込み」です。南から暖かい空気を運びながら日本列島を通過した低気圧が東の海上に抜けると、一時的に西高東低の冬型に近い気圧配置が形成されます。これにより、シベリア方面から大陸の冷たい寒気が北西の季節風に乗って一気に南下し、前日までの春の暖かさを吹き飛ばして気温を急降下させます。
第2の要因は、「オホーツク海高気圧からの冷たい北東気流」です。春が進むとオホーツク海方面に冷たい高気圧が発生し、そこから関東や東北の太平洋側へ向けて湿った冷風が吹き込むことがあります。この気流が入り込むと、日差しが遮られて冷たい雨(花時雨)が降り、日中でも真冬並みの気温にとどまる厳しい花冷えとなります。