犬が震えている原因と危険度|見逃せない病気のサインと緊急対処法
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愛犬の震えを巡っては、インターネットやSNS上で医学的根拠の乏しい対処法が散見され、現場の獣医師を悩ませています。善意による対応が、かえって症状を悪化させるリスクを認識しなければなりません。
最大の誤解は、「震えている=身体が冷えているから熱い暖房やカイロで急激に温める」という行為です。仮に震えの原因が急性膵炎や熱中症の初期、感染症による高熱であった場合、外部から過度に加温すると炎症反応や体温上昇を加速させ、多臓器不全の引き金になりかねません。保温はあくまで室温を22〜25度前後の適温に保ち、ブランケットをふんわり掛ける程度に留めるのが基本です。
また、「不安そうだから強く抱きしめて安心させる」という対応も要注意です。もし愛犬が椎間板ヘルニアや骨折などの痛みに耐えて震えている場合、抱き上げる際の圧力で患部に致命的な負荷がかかり、完全麻痺を引き起こす事故が発生しています。てんかん発作中に口の中に指を入れたり、身体を強く揺さぶって意識を戻そうとする行為も、咬傷事故や窒息を招く危険な悪手です。