Prcとはどこの国?タグ表記の謎と中国・台湾の違いを徹底解説

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同じ国を指しているにもかかわらず、長年親しまれてきた「Made in China」から「Made in PRC」へと表記を変える企業が増えた背景には、国際流通上の実務的要因と、マーケティング上の高度な戦略が存在します。

最大の要因として挙げられるのが、消費者の購買意欲に影響を与える「カントリー・オブ・オリジン効果(COO効果/原産国効果)」のコントロールです。過去数十年にわたり、安価な大量生産品を中心に出回った経緯から、一部の市場では「Made in China=低品質・壊れやすい」という根強いネガティブイメージが形成されていました。

そこで欧米向けのアパレルブランドや雑貨メーカー、精密機器を扱うグローバル企業が、先入観による購買離れを避ける手法として「PRC」表記を採用し始めました。一見してどこの国か判別しにくいアルファベット略称を使うことで、消費者が抱く心理的抵抗感を和らげる狙いがあります。

あわせて、国際標準化機構(ISO)の3文字コード表記への統一を進める国際物流のシステム化も、PRC表記の普及を後押しした要因の一つです。日本の消費者庁や公正取引委員会が管轄する景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)の基準においても、原産国として「中華人民共和国」を指す国際公認略称であるPRCを使用することは、虚偽の原産国偽装には当たらず、適法な表記として認められています。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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