Chemistry『最期の川』歌詞に隠された本当の意味とは?『象の背中』感動の真相
Chemistry『最期の川』歌詞に隠された本当の意味とは?『象の背中』感動の真相についての最新情報をお届けします。
本作の感動を語る上で外せないのが、2007年秋に公開された映画『象の背中』(主演:役所広司、共演:今井美樹)との濃密なシンクロニシティです。原作も秋元康が手掛けた同作は、「余命半年」を宣告された48歳のサラリーマン・藤山幸弘が、延命治療ではなく「大切な人々ときちんと別れを告げる旅」を選ぶ姿を描いたヒューマンドラマでした。
象は自らの死期を悟ったとき、仲間を悲しませないよう群れから静かに離れ、人知れず最期を迎えるという伝承があります。映画の主人公・幸弘もまた、絶望に打ちひしがれるのではなく、遺される妻や子ども、旧友たちへ感謝の想いを一つひとつ手渡していきました。
映画のクライマックスからエンドロールにかけて流れる『最期の川』は、まさに劇中の幸弘が遺した「手紙」そのものです。スクリーンに映し出される主人公の穏やかな笑顔と、CHEMISTRYの切なくも力強いハーモニーが重なり合う瞬間、観客は単なるフィクションを超えた「自分自身の家族や大切な人との別れ」を投影することになります。劇場のあちこちからすすり泣く声が漏れ出し、公開当時の試写会アンケートでも「今年最も泣いた映画・主題歌」として90%以上の満足度を記録した背景には、映画本編と歌詞の完璧な相互作用がありました。