宇良が見せた幻の伝え反り!朝青龍以来14年ぶりの奇跡と技の真相

宇良が見せた幻の伝え反り!朝青龍以来14年ぶりの奇跡と技の真相の総合ガイドを解説します。最新トレンドが満載です。

相撲ファンやメディアの間で宇良の代名詞として語られる技に「居反り(いぞり)」がありますが、このとき決まった「伝え反り」とは身体の使い方が大きく異なります。大相撲の決まり手における「反り手」は全部で6手存在しますが、その構造的な違いを正しく理解している人は決して多くありません。

日本相撲協会の定義に基づき、その仕組みと「居反り」との決定的な違いを整理します。

伝え反りの最大のポイントは、「相手の身体を伝って背後へ回り込む」という三次元的な軌道にあります。正面から相手を押し返せないと判断した際、相手の差し手(腕)の下をくぐり抜け、その腕を手繰りながら相手の側背面に身体を滑り込ませます。そして、自らの背中を反らせる遠心力と相手の突進する前方への運動エネルギーを連動させ、相手の重心を完全に破壊して倒します。

一方の「居反り」は、正面から相手の懐深く頭を入れ、相手の太ももや胴を抱えながら真後ろにブリッジするように担ぎ上げて倒す技です。つまり、直線的なリフトアップである居反りに対し、伝え反りは横から後ろへのらせん運動(回旋)を用いて相手を巻き落とすように反る技だといえます。

相手の突進力をそのまま利用するため、200kg近い天風の推進力を無力化し、最小限の力で巨漢を転がすための極めて合理的な物理現象が土俵上で起きていたのです。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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