デキャンタとは?味と香りが劇的に変わる秘密とカラフェとの違い
デキャンタとは?味と香りが劇的に変わる秘密とカラフェとの違いについての疑問解決ガイドをお届けします。
ワインをデキャンタに移す理由は、大きく分けて2つあります。それが「エアレーション(空気接触)」と「澱(オリ)の除去」です。
抜栓したばかりの若い赤ワインは、タンニン(渋み成分)が強く、香りが閉じこもっているケースが珍しくありません。デキャンタにワインを注ぎ入れる際、そして広い底面で空気に触れさせることで、ワインの渋みと香り変化が一気に加速します。このエアレーション効果によって酸化が適度に進み、角が取れたまろやかな口当たりと、眠っていた芳醇なアロマが花開くのです。
もうひとつの重要な役割がワインの澱(オリ)除去です。10年、20年と長期熟成された古酒には、ポリフェノールやタンパク質が結晶化した黒い沈殿物(澱)が発生します。澱自体に害はありませんが、口に含むと強い苦みやざらつきを感じてしまいます。デキャンタへ静かにワインを注ぎ、瓶底に澱を残すことで、澄んだ極上の液体だけをグラスに届けることが可能になります。